エレベーターリニューアルの専門サイト「エレベREサーチ」の編集チームが、新たな業態として注目されているフィールドアイ株式会社に独自取材。
メーカー系とも独立系とも異なる画期的なシステムについて、エレベーターリニューアルやメンテナンスに関する提供価値や特徴をまとめています。
エレベーターのリニューアルを計画したとき、上記のような先入観から選択肢を狭めてしまっている方が多いと思います。いつものメーカーに依頼する、保守専門の独立系から探す以外の新たな依頼先として登場したのが、メーカーが母体の「セカンドブランド系」。
このセカンドブランド系として、専業大手メーカー・フジテックのセカンドブランド「フィールドアイ」が誕生し、革新的なその取り組みは注目を集め始めています。
ここでは、利用者に多くのメリットを提供するその内容について独自に取材しました。
エレベーターリニューアル業界では、これまでは、もともとの製造元のメーカーと同じメーカーでリニューアルするのが常識でした。これは、メーカーが自社製品のみを制御リニューアルの対象としていたためです。エレベーターは社会インフラのひとつであり、万が一の事故が人命にかかわるため、安全性を最優先するために慎重な対応が求められた結果でもありました。
近年では、独立系のメンテナンス専門会社も、リニューアル商品を独自に販売し請け負うようになりましたが、メーカー系は依然として自社製品のみに対応してきました。
A社製品からA社製品のみ
他メーカ製品は非対応
A社製品のみ対応
B社製品からB社製品のみ
他メーカー製品はフルリニューアルのみ対応
B社製品のみ対応
自社製造品がないので、海外製品などで対応
どのメーカーでも対応
どのメーカーにも対応
フジテックメーカー正規品にリニューアル※
※部分リニューアルもフルリニューアルも対応
パートナー業者と協業し、どのメーカーにも対応
そこで誕生したのが、フィールドアイが提供するリニューアル「SMA-UP(スマアップ)」です。さまざまなメーカーのエレベータ―に対応する制御リニューアルは、メーカー系か独立系のいずれかで迷っているお客様にフィットする新しい商品となります。
フィールドアイは、メンテナンスでもフジテック製以外のエレベーターにも対応できるため、リニューアルする前から依頼することができます。
早速ですが、フィールドアイのエレベーターリニューアルは、どういうところが「新しい」のでしょうか?
専業大手メーカー・フジテック純正の制御システムを使って、ほかのメーカー製エレベーターのリニューアルに対応しているところが、新しいカテゴリーと呼ばれる理由です。
フィールドアイが提案するリニューアル「SMA-UP」(スマアップ)が、非メーカー系に比べて根本的に違うところは、①自ら設計・製造・施工するメーカーとして検証を重ね信頼性を担保していることと、②長期にわたって「製造元」としての役割を提供できるところにあります。
言われてみれば、一般的にリニューアルのPRで「製造元」という言葉をあまり聞きませんが、なぜ製造元が大切なのでしょうか?
リニューアルは日ごろお付き合いのあるメンテナンス会社が相談窓口になることが多く、メンテナンス会社に依頼されるケースがよくありますが、メンテナンスとリニューアルはまったく異なるサービスです。
そもそもメンテナンスとは、メーカーがつくったエレベーターの品質とサポートを土台にしており、あくまでその維持保全をするサービス。もともとのメーカーから提供される技術情報や、安定したサプライチェーンに裏付けられた部品供給、それにシリアスな故障があった時にも対応してもらえるサポートがあって成り立つ仕事です。
それに比べて、リニューアルはエレベーターの中身がまるっきり変わってしまう工事なので、もともと設置したメーカーに代わって何十年も製造元の役割を果たしてくれる会社が「どこになるのか?」、メンテナンス業者を介さず「相談できる会社なのか?」を見極めることが重要です。
フィールドアイのメンテナンスにはどういう特徴がありますか?
ひとつは、リニューアル後のメンテナンスです。「SMA-UP」の付加価値ともいえますが、フジテックの制御システムを一式で移植するのでほかのメーカー製であっても、フジテック純正のリモートメンテナンス(遠隔点検)を利用できます。
ひとくちにリモートメンテナンスと言っても、その内容は様々なので、遠隔点検ができる=メーカー並み、とは限りません。
メーカーのリモートメンテナンスが独立系と大きく異なる部分は、広域地震の場合でいうと技術員の到着を待たず運転再開できること(自動診断仮復旧)、普段から、安全の要であるブレーキを毎日チェックするほか、収集したデータを活用していかに故障防止に取り組んでいるかという点です。
フィールドアイでは、リニューアル後のエレベータ―にはメーカーのメンテナンスと同等の内容を提供しているので、お客様にも安心して長くご利用いただけます。
リニューアルする前の各種エレベータに対してはどういうメンテナンスを提供されているのでしょうか?
本物のメーカーメンテナンスを理解しているからこそ、製造元によるメンテナンスがベストとの立場は一貫しており、セカンドブランドもメーカー並みですよ、と身の丈以上にPRすることはしません。
フィールドアイは、「いろいろなメーカー製のメンテナンスをまとめて引き受けてほしい」というお客様に、安心してお任せいただけるサービスと自認しています。
では、独立系との違いはどのあたりにあるのでしょうか?
フィールドアイのメンテナンスは、フジテックのメンテナンス組織のもとで、パートナー会社の技術を活かし、組織として安定した品質のマルチメーカーメンテナンスを提供しているところです。
全国各地の事業所とそれらをつなぐITネットワーク、技術サポート部門や研修部門、24時間体制で運営される監視センターやパーツサプライセンターのもとでエレベーターメンテナンスを提供しています。
フィールドアイがフジテック製にとどまらないサービスを展開する上で欠かせない、パートナー会社との関係について聞かせてください。
メーカーの強みと独立系の良さを掛け合わせたサービスがちょうどフィットするお客様が必ず増えてくるという確信のもと、ライバル関係であったところから、時間をかけて協力関係を構築してきました。
お客様との契約においては、フィールドアイが元請責任を担いパートナー会社を支援・指導する関係になりますが、それぞれ持っているものが違うので、お互いに学び合い、高め合う関係を築くことができています。
業界では競合同士が手を組む合従連衡が活発なようですが、その中でフィールドアイがほかと違うところは何でしょうか?
価値観を共有することと、多様性を尊重することです。多様性を認めることは、一見、バラバラで統制がとれないイメージがありますが、顧客価値を追求する、インフラ事業としての品質・安全を第一に据えるといった共通の価値観で一本筋を通した上での多様性なので、各社の特色ある取組みやアイデアが刺激にもヒントにもなります。
メンテナンスはローカルビジネスなので、それぞれの地域でお客様に支持される会社と一緒により良いサービスを創り、人を育てていくことが、次世代につながる発展のしかたと考えています。
2020年からこの取り組みをはじめ、現在では多くのお客様のエレベーターリニューアル実績があるフィールドアイ。
フィールドアイの公式サイトでは、SMA-UP(スマアップ)でリニューアルしたお客様の声も紹介されているので、ぜひ公式サイトから事例をチェックしてみてください。
今後も、フィールドアイによる新しいサービスの展開やアライアンスパートナーの活動に注目です。
会社名 | フィールドアイ株式会社 |
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本社所在地 | 東京都大田区羽田旭町10-11 |
施工エリア | 全国主要都市部 |
電話番号 | 0120-807-922(お客さま相談室/フジテックグループ共通) |
受付時間 | 平日9:00~17:00 |
提携会社グループ | 全国各地に26社、保守契約数約45,000台 |